(前回の更新)
こんにちは。
8月生まれのためまた一つ年を取りました。
高城玲です。
普段は節約を合言葉にしている私。
たまにはと思い約1年ぶりに店頭でケーキを購入した所、テンションが上がってしまい家に着く頃にはちょっと倒れてました。
ちなみに親からは
「誕生日&連載開始おめでとう!」
とこんなものが届きました。
じわじわくる。(美味しく頂きました)
さて、そんなことはさて置き。
本日は初連載「アナトミア」の裏話です。
(現在発売中のミステリーボニータさん9月号に掲載中です!)
8/5日の発売以降、色々な方に反応を頂いて本当に有難い限りです。
すべてコメント読ませてもらって嚙み締めています。
今からその創作の裏側をたくさんお届け――したい所なのですが。
ぶっちゃけ、何も覚えていません!!
(急な雑コラ)
ズゴーーーー!!と昭和のようにズッコケること必須。
本当のところ「マジであんまり記憶がない」のです。
というのも、1話はとにかく必死で作業していたこともあり、何を考えてあの話を作ったのか今となっては私自身も謎です。
図書館をはしごして鬼のように参考資料を集めたことは覚えているのですが、肝心のお話作り、キャラクター作りに関しては記憶が彼方へ…
それでは、本日はこの辺りで失礼致します!
ありがとうございました!!
となりそうな所ですが、せっかくの更新。これだけでは終われません。
唯一アナトミアと関連する出来事を挙げるとするなら、
今更中世ヨーロッパ史に興味を持ったことです。
「今更」というのはどういうことかと申しますと、私は大学でヨーロッパ史を専攻していました。
しかし、なぜかヨーロッパに欠片も興味がなく、ずっとアジアのことばかり調べていた超絶異端児だったのです。(本当になんでだ)
「アナトミア」の舞台は15世紀末のミラノ公国。
※ただし「あくまでフィクション」「歴史漫画ではない」を前提に描いているため、細かい史実とはだいぶ違います。もはや世界観だけ借りているような状態です…
あえて史実に当てはめカテゴライズするなら、ちょうど「中世ヨーロッパ後期」「盛期ルネサンス」といった頃。
お好きな方ならこれだけでも心躍るワードかもしれませんが、私は当初このワードを見ても全然ピンときていませんでした。
それどころか「ルネサンスって誰が何やってたんだっけ??」と思ってしまった始末。
世が中世なら異端審問にかけられ火あぶり間違いなしです。
大学で所属していたゼミも、主に近世以降の交易史&経済史を扱っていたことから、中世ヨーロッパ(ルネサンス含む)はほぼノーマークのまま今日まで来ていました。
なので「アナトミアを描こう!」と決めてから時代背景をざっくりと調べ始めたのですが…
中世ヨーロッパ、おもろ~!
ローマ帝国が崩壊した後のごたごたとか、キリスト教ベースの支配体制とか、家同士の争いとか、都市市民の生活とか、ルネサンスに至るまでの経緯とか…
もう完全に趣味の範囲ですが、色々知るのはめっちゃ面白かったです。
個人的に強く感じた「オモロポイント」は、
「なぜルネサンスはイタリアで爆発したのか?」
「なぜ銀行家があのタイミングで出てこれたのか?」
などの話題です。
何世紀にも渡る壮大な伏線回収を見ているよう。
ルネサンスの銀行家といえば画家のパトロンでもおなじみの「メディチ家」ですが、そんなメディチ家は来月号の「アナトミア2話」でちょろっと登場します!
ちゃっかり宣伝も挟めました。
さて。
そんなこんなで(趣味として)中世ヨーロッパにハマった私。
今はそれだけにとどまらず「世界史そのもの」にもハマりそうです。
その証拠に、じわじわと興味が出てきているのが以下3つの出来事。
・文化大革命(中国)
・明治維新(日本)
ルネサンス飛び越えて関係なくなっています。
そして見事に全部革命系…
改めて「歴史初心者」「ルネサンス初心者」「ただの趣味」として、興味の赴くままゆるく調べて楽しみたいです。
話が散らかってきた所で、本日はそろそろ失礼致します!
結局全然作品の裏話になってなくてすみません…
ともあれ、ここまで駄文を読んで下さってありがとうございました。
次回はアナトミア2話の予告を更新予定です!
メディチ家&あの有名画家が新たに登場します。
※アナトミアはあくまで「人間ドラマ」のため、正確な「歴史漫画」ではありません。
(予防線張って2回言う奴)