こんにちは。
やたらデカイ大根をもらいました。
きいです。
台所にぼんやりと白い影が浮かび上がっていたので、
一瞬「この世のものではない何か」を警戒して身構えてしまったのですが、
ただの根菜と分かり一気に恥ずかしくなりました。
今日も元気に生きています。
…さて、身構えたといえば、私には怖いものが二つあります。
一つは幽霊のごとく暗闇に浮かび上がるバカでかい根菜だとしたら、もう一つは
ずばり、「AI」です。
「根菜」と「AI」。並べた時の居心地の悪さに自分でもびっくり。
ともかく私が今警戒しているものはこの二つといってもいいでしょう。
先日サブカルに疎い父親が、珍しく漫画雑誌「モーニング」を買ってきたのですが、
その理由が
「"AI手塚治虫"の作品が連載されるから」
というものでした。
私はこれを聞いた時意味が分からず、一瞬どころか三瞬くらい思考が停止しました。
どうやら、現在発売中のモーニングでは
「AIを使って手塚治虫の新作漫画を描く」
というプロジェクトがはじまったようです。
私は父親の影響で手塚治虫、いや「手塚治虫大先生」の大ファン。
家にあった「ブラックジャック」や「マグマ大使」「火の鳥」を夢中で読みふけり、
そのため、大先生の作品が2020年に復活するのは嬉しい限りです。
が、しかし。
いかんせん「AI」というのが何とも複雑な気持ちです。
というのも、私はあまりAIというものを信用しておらず、恐怖さえ覚えているからです。
以前使っていたiPhone6からandroidに機種変更したのも、
「そのうちSiriに体を乗っ取られそうだから」
という、男子中学生が考えつきそうなアホすぎる理由からでした。
だから私は、Xperia。
それに、様々な映画において「AI」というのは、
高確率で終盤に人間を裏切ります。
個人的に「2001年宇宙の旅」(1968年)というSF映画に出てくるAIがマジで怖いです。
私の一方的な「AIアレルギー」はこの作品から始まったといっても過言ではありません。
私は映画を観ると、秒でその作品の影響を受けてしまう頭の弱い人間なので、
「AI」=「水面下で人間の征服を企んでいる」
という偏見の塊のような印象を抱いています。
以前、「AIの少女」と「陶芸師の青年」を主人公とした恋愛漫画を描いたことがあるのですが、私はあえてラストを二人が結ばれないバッドエンドにしました。
なぜなら、
「人間とAIはなんだかんだあっても分かり合えない」
と思っているからです。
近い将来、人間の仕事はほとんどAIに取って代わられてしまうだろう、
と言われている令和の現代。
「クリエイティブ方面はさすがに無理だろう」
と滅茶苦茶に高をくくっていたことから、
ついにAIが
「手塚治虫大先生の漫画まで考えてしまうようになった」
ことが本気で恐怖です。
もしかしたら、未来には漫画家という職業さえなくなってしまうのでしょうか…
今後のAI動向に刮目したいと思います。
それでは、本日はこの辺りで失礼致します!
ちなみに、文中でお話したAI×陶芸の恋愛漫画は
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