こんにちは。
家の外から
「あアぁあああああ!!」
という野太い叫びが聞こえてきて、何事かと窓を開けたら
カラスが鳴いていただけでした。
きいです。
たまにおっさんみたいな声で鳴くカラスっていませんか??
どうやら我が家の近くにはその権化たる一匹が生息しているようで、
野太い声に何度もドキッとさせられました。
最近では愛着も湧いてきたため、
「カラ男(お)」
という安直にもほどがある名前を付けて見守るようになっています。
…さて。
しょうもない小話はさておき、
今回の議題(壮大)は
「これからの漫画更新を考える」
です。
先日1月の終わりに無事、
「民と世界の流れ方」第二章「神様と天女編」
が完結致しました。
次の話を考えるにあたり、
ここ数日
「今まで描いてきた漫画」と「これから描きたい漫画」
について考えていました。
一応「今まで」の流れだと、
次は「民と世界の流れ方」第三章を描くつもりでいたのですが、
色々と考えた結果またやりたいことが変わってきまして…
というのも、創作をする上での私の目標は
「たくさんの方に作品を知ってもらう」
なのですが、
ネットで作品を更新する以上、今のような
「シリーズものを続ける」
ことが果たしていいことなのか…
と疑問に思い始めたからです。
ネットや雑誌でどんな漫画が流行っているか、
なんとなーく調べていたのですが、
圧倒的に短い話が多いんですよね。
多くともページは15~20ページ。
つかみで読者の興味をがっつり掴んで、
しっかり面白いオチをつける。
そんな作品が多いような印象を受けました。
以前編集者の方も言っていましたが、
みんなが漫画をスマホで読むようになったことで、
ウケる作品の形態も変わってきたのだと思います。
私なりにこの「ウケる作品の形態」を表現するとしたら、
「サックリ読めてスッキリできる」
かなと。
片手間で、流し読みするのが主流になったことで、
お話自体も「わかりやすく」「読みやすい(共感しやすい)」
ものが好まれているのでしょう。
となると、
「なんか話がゴチャゴチャしていて」
「ページ数が多い」
傾向にある私の漫画は、その対極を行ってしまっているわけで…
(ちなみに「神様と天女編」は全38ページでした)
しかも、ただでさえ「人情ファンタジー」というよくわからんものを書いている上に、「シリーズもの」だと、
「よし読んでみよう」
とはなりづらいよなぁ…と。
というわけで、考えた結論としては、
15~20ページほどの読み切りを投下していく方向に転換していこう。
ということです。
「たみせか」もまだまだ描きたいものがあったのですが、
一旦それは保留ということで…
テーマである
「人情ファンタジー」
はそのままで、短めの読み切りを描いていこうと思います。
気付いたのですが、
なにも「ファンタジー」って架空の世界だけじゃないですよね。
現実に潜む「少し不思議なこと」もファンタジーになるわけで。
今後はそういったものを拾い集めたオムニバス的なものを目指していきたいです。
というかこれ、イメージ的には完全に
「藤子不二雄先生のSF短編」
です。
何を隠そう、
私は藤子不二雄先生のちょっとブラックで大人向けな短編集のファンなのです。
他にも、いわゆる「ブラックジョーク」的な作品や、
「イヤミス」といった後味悪い系サスペンスが好きなので、
そういったものと「人情要素」を融合できないかと…
どう転ぶかは描いてみないと分かりませんが、
できたものは必ずこちらで更新しますので、
気長に見守っていただけると幸いです。
それでは、本日はこの辺りで失礼致します~!
※追記
この記事を書いた直後にツイッターを見ていたら、藤子不二雄先生のSF短編の一つ、
「ノスタル爺」
がトレンド入りしていました。
どうやら漫画が公式で無料公開されているそうです!
(2021/2/9 現在)
興味を持った方は是非…!
https://dorachan.tameshiyo.me/WIN2021Y