高城玲のまんが置き場

新人漫画家の思うことだったり告知だったり。

既卒フリーター、内定をもらう。

こんにちは。

 

バスの窓から外を見たら、町が焼け野原と化している悪夢を見ました。

きいです。

 

匂いや温度があまりにもリアルだったので、気になりすぎてネットの夢占いで速攻検索しました。

 

どうやら、火事や戦争などで辺り一面が焼け野原になる夢は、

 

自己の再生、新たなスタート

 

という意味を持つらしいです。へー。

 

その夢と関連してるかは分かりませんが、

1月から続けている就活で

 

ついに内定をいただきました。

 

 

ざっとおさらいすると、私は2019卒の文系。

 

1年前も就活をしてとある企業から内定をいただいていましたが、

漫画家になりたい一心でそれを辞退。

 

この1年間は絵画スクールに通って絵の勉強をしながら、アルバイトをしたり漫画を持ち込んだりしていました。

詳細は以下の記事(note)をご参照ください。

note.com

 

 

つまり

既卒フリーター漫画描き」

だったのです。

 

親世代が聞いたら発狂して叫び出しそうな肩書きです。

ちなみにうちの親は私が内定を辞退した際、混乱して「ありゃぺ~」と言っていました。

 

…しかし、出版社に通い担当さんとやりとりするうちに

「商業誌で食べていくことの難しさ」

を痛感し、あっさり方向転換。

 

活動の場をネットに移し、定期的に短編漫画を更新したり、漫画と関係のない文章を書いたりと色々なことを現在進行形で試している最中。

 

正解のないネットの大海原の中で、日々波にのまれながらも試行錯誤しております。

 

私がネットで発信を始めて一番最初に実感したのは

「自分がいかに何も持っていないか」

ということでした。

 

「元デザイナー」「元編集者」「元エンジニア」…

同じく創作活動をされているクリエイターさんたちのプロフィールにはこんな言葉たちが並び、どの作品もそれらの経歴が活かされた「個性」のようなものが溢れていました。

 

動画の仕事をされている方だったら、漫画を静止画の世界だけに留めず「動かして」見せる。

デザイナーさんだったら自作の漫画キャラを使った「オリジナルグッズ」を作って見せる。

 

――じゃあ私は?

 

となった時、自分の持つ引き出しの中身があまりにも空虚であることに気付かされました。

同時に湧き上がるのは「何者かになりたい」という切実な思い。

 

集団に吸い込まれて「何者かになってしまう」

ことを誰よりも恐れていたはずの私が、今はその

「何者かになること」

を誰よりも望んでいる。

 

なんとも皮肉なものです。

 

…とまあ、そんなふわっとした動機で就活をはじめた私でしたが、

無事、デザインに関わる仕事で内定を手に入れることができました。

 

ネットでの創作はずっと続けていきたいと思っているので

「両立できるのか…」

と早くも不安MAXになっているのが本音なのですが、

良い作品を作るためにも

「何事もチャレンジ」

と割り切って春から頑張ろうと思います。

 

話がとっ散らかってしまいましたが、ひとまずは

「職を得ました」

というご報告でした。

 

ちなみに私の親はこれに対して、

「ありゃぺ~」

と言っていました。

 

基本コマンド「驚く」で出るリアクションはどうやら全部同じのようです。

 

それでは、本日はこの辺りで失礼致します。

 

 

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