高城玲のまんが置き場

新人漫画家の思うことだったり告知だったり。

グッドバイ、積読(つんどく)魔人

こんにちは。

 

行きつけの本屋が破産しました。

きいです。

 

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私の近所は田舎のため大きな本屋さんがありません。

なので本が欲しくなったら「ほどよく都会な町」まで繰り出していたのですが、

そのほどよい都会にある

「ちょうどいい本屋」

がいつの間にか消滅していました。

 

私の本好きは高校生の頃がピークで、多い時には毎週3~4冊のペースで本を購入していました。

 

当然読むスピードが追いつく訳もなく、買った本は必然的に積読(つんどく)」へと回されることになるのですが、そのうちそれは膨れ上がり、

魔人のごとき存在感を纏って自室に鎮座することに。

 

多分今も読んでいない本だけで100冊はたまっていると思われます。

 

そんな積読魔人製造機」の私でしたが、近ごろは漫画の執筆や就活などでバタバタしていたこともあり、ゆっくりと本を読む機会はいつの間にかなくなっていました。

 

なので自然と本屋にも足が遠ざかっていたわけなのですが、まさかその間に潰れてしまっていたとは…

 

 

広大なフロアに多種多様な本がドーーーン!!

といった感じではなく、あくまで

「広すぎず狭すぎず」。

落ち着いた雰囲気のいい本屋だったのですが、なくなってしまって悲しいです。

 

そもそも、最近はどのくらいの人が「紙の本」を求めて本屋に行っているのでしょうか。

 

ネット書籍やWEB漫画の台頭により、手持ちのスマートフォンタブレットで簡単に本が読めるようになってきた昨今。

データなのでかさばることもないですし、

部屋に積読魔人」が生まれることもありません。

 

コスパを考えても圧倒的に電子書籍の方がいいとは思うのですが、私はなぜだか未だに「紙の本」に執着しています。

 

思えば、WEBで漫画を公開しておきながら、WEBで漫画を買ったことがまだないかもしれません。

 

好きな漫画や気になった小説は、

自分の手元に置いて、本棚に収納しないとなんだか気が済まないのです。

 

他にも、紙の香りや厚み、ページをめくる時の手触り、音…

それらがあってはじめて「読書している」気分になります。

 

私の行きつけだった本屋さんのように、突然消えてしまう店舗はもしかしたらこの先増えていくのかもしれません。

 

それでも私は紙の本が好きですし、「積読魔人」との同棲をこれからも続けていきたいです。

 

 

…なんだか妙にしっぽりした空気になってきてしまいました。

 

このまま終わるのはどうにもこそばゆいので、最後に私の積読魔人」からおすすめの一冊をご紹介したいと思います。

 

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「テストに出ない 危険回避マニュアル」(TOブックス)

 

購入したのは2011年なので、「9年モノの魔人」です。

おそらく魔人ランクは「Aレベル」でしょう。(何が)

 

 

これは便利な知識が満載のスーパーマニュアル本。

まさに一家に一冊は確実に欲しい代物です。

 

例えば、

 

ジョニー・デップにケンカを売られた時の対処法」

 

「マイホームを鎧武者に囲まれた時の対処法」

 

「風船でアメリカを目指さなければいけなくなったら」

 

「顔面を矢で貫かれる際に生き残る方法」

 

などなど、非常に「日常生活で役立つ知識」が詰まっています。

思わず目次を見ながら「あるよね~そういう時~」と頷いてしまいました。

 

……。

 

 

いかがでしょうか。

 

この本が9年間も「積読魔人」となっている理由が少しお分かりいただけたのではと思います。

 

では、今回はこの辺りで失礼致します。

 

 

 ちなみに、「顔面を矢で貫かれる際生き残る方法」は、

 

「左右どちらかの目を犠牲にし、そこから耳の上を貫通させるよう、矢と顔の角度を瞬時に変える」

 

だそうです。どうにもなんねぇ。