高城玲のまんが置き場

新人漫画家の思うことだったり告知だったり。

チベット旅・寝台列車の思い出

こんにちは。

 

いよいよ旅に出たい願望が爆発してスパーク雷撃しそうです。(?)

木衣です。

 

 

…気が付けば早7月。

 

最近の私は、気が付くとBSで

「世界ふれあい町歩き」「アフリカ横断旅」

などの旅番組ばかり見ています。

 

おちおち県も越えられないため、せめて画面内だけでも旅行気分を味わいたい…

と思ったのですが、これがかえって逆効果。

 

日に日にに旅願望が炸裂する一方です。

 

どこでもいいから、観光地を歩いてまんじゅうとか買ったりして川辺でぼーっとしたい。(切実)

 

最大の楽しみを封じられた私は、最近何をしているかというと、

 

近所の藪をつついてカエルを探しています。

 

いや、暇な夏休みの小学生か!とセルフツッコミを入れたくなる虚しさ。

 

 

…そんなある日。

机を漁っていたら、1冊のノートを見つけました。

 

ノートが出てきた。

 

チベット 自分用漫画とか」

 

見ると、中身は2年前に行った中国・チベット旅の記録!!

 

帰国直後にイラストを交えて興奮気味に描いたものでした。

 

ここに来て、過去のワクワク感が一気に蘇ったことで、なんとか「旅に出たい発作」は少し収まったのでした。

 

過去の私、回想できるものを残してくれてありがとう…と言いたい。

 

 

…という訳で、今回はその中の一節より

「中国の寝台列車事情」

をご紹介したいと思います!

 

 

なお、普通のノートにシャーペンで描いたものなので、見づらい部分も多々ありますが、お許し下さい…

 

 

 

チベット旅日記(列車編)

 

チベット列車旅・上海からのスタート

 

私は友人たちと大阪港から船で中国(上海)に渡り、上海からチベットを目指すため、内陸に向かう寝台列車に乗り込みました。

 

8月当時、田舎に帰省する若者などで列車は混雑。

友人とは別々の車両になってしまい、中国人オンリーの中に日本人一人放り込まれたのでした。

 

上海駅

上海駅のホーム。下に濃い緑色の寝台列車が並びます。

 

 

チベット列車旅・寝台列車の詳細

 

私が手に入れた切符は三段ベッドの一番上。

外国人ということもあってか、色々と周りの人が世話を焼いてくれてすごく助けられました。

 

寝台列車の詳細
寝台列車の詳細2

 

イラストだと分かりづらいですが、実際の列車内部はこんな感じです。

それぞれのコンパートメントから出るとすぐ通路になっており、窓際には折り畳みのイスや簡単な机が取り付けられていました。

 

私のテリトリー

 

ちなみに、こちらが私が過ごした「三段ベッドの一番上」。

パーソナルスペースは恐ろしく狭いです。座った状態でも頭をぶつけるため、前傾姿勢で過ごしていました。

 

 

寝台列車の詳細3

 

寝台列車の詳細4

 

列車での暇つぶしに苦戦していた私でしたが、たまに通る車内販売はお弁当や果物などラインナップ豊富で見ていて面白かったです。

 

 

寝台列車の詳細・お弁当

 

こちらは友人と分け合って食べた車内販売のお弁当(朝ごはん)。

 

手前にある赤いものはあずきの入ったおかゆです。素材の味をいかした超薄味でした。

 

 

…とまあこんな感じで、のんびり寝台列車に揺られる時間を満喫したのでした。

 

寝台列車旅の良い所は、現地の人と交流できる所と、流れる時間がゆっくりしている所だと思います。

 

暇を持て余していると、強制的に下段にいる中国人家族のトランプ大会に巻き込まれたり、知らん子供がいきなり突撃してきたり、おばちゃんのご厚意でヒマワリの種(おやつ)を服のポッケにたくさんぶちこまれたり…

 

とにかくローカルでカオスな楽しい時間でした。

 

 

今だとガッツリ「密」になってしまうため、当分の間は難しいとは思いますが、

また列車に乗ってワイワイ旅をしたいな~と思います。

 

 

 

それでは本日はこの辺りで失礼致します!