高城玲のまんが置き場

新人漫画家の思うことだったり告知だったり。

彦根の冒険 (その1)

 
こんにちは。きいです。
 
前回の記事で宣言したように、本日は旅行記を書いていきたいと思います!
 
 
題して、
「新幹線の窓から見える景色を求めて彦根を冒険した話」
 
日帰りながら、私の記憶に強烈に残っているこちらの旅。
 
 
まずは、出発するに至った経緯をご紹介致します。
 
 
電車やバスに乗っている時は、ぼーっと外を眺めるのが好きな私。

関西に住んでいた大学時代、
実家のある東海地方まで新幹線で帰省する機会がありました。
 
お金をケチってJRの鈍行で帰ることも多かったのですが、バイトで小金持ちになったりすると、便利の良さから新幹線(でもやっぱりケチって自由席)
で帰ることもしばしば。

 
ある日、珍しく窓側である新幹線のE席に座りました。
 
大抵の場合自由席は混んでいるので、窓側に座ることは少ないのです。

 
速ければ速い電車に乗るほど外を見るのが楽しい私は、
ここぞとばかりにディンドン遠ざかる町並みを眺めていました。
 
そして、京都駅出発から15分ほど経った時、
私は「とある光景」に魅せられるのです。
 
それが、こちらです。

 
sketch-1555514538145


漫画を描いているとは思えないほど雑な絵が別の意味で気になりますが、
要は「辺りを森に囲まれた場所にポツンと鳥居がある」、というものでした。

 
なんだかとっても気になります。
 
なんせ、
森+鳥居+参道 。
 
頭の中がalways中学2年生の夕日な私にとって、その光景は強烈でした。
 
絶対鳥居をくぐると異世界に繋がっているタイプの神社です。
 
近所の高校に通う何の変哲もない男子高校生がある日
 「こんな道、あったっけ…?」
 と言いながら迷い混むと、突如謎の光に覆われ美少女ハーレムの世界にいるやつです。
 
ともかく、その光景を見た瞬間、私はこう思いました。
 

"あそこに行こう!!"


エジソンもびっくりの単純思考です。

 

なぜあんなところに鳥居があるのか、
森の中はどうなっているのか、
神社があるのか…
 
いかんせん気になるものを見つけると、とことん気になって仕方なくなる男子小学生の心を忘れていない私。(20代・女性)
 
すぐさまグーグルマップを開き、それっぽい場所を片っ端から探し回りました。
 
手がかりは、
 
「上り新幹線の京都駅出発から約15分後、E席の窓から見える」
ということです。
 
ひたすら新幹線の沿線上をたどり、
こんもりとした森の中に位置する神社がないか調べました。
 
すると…
 
 
_20190417_232422

ん…?

 

_20190417_232138

これでは??
 
(ぽいもの)発見しました。
すかさず最寄りに駅がないか調べます。

すると、


_20190417_232158

JR彦根駅!!!
 
 
彦根ならば「京都から上り新幹線で15分くらい」
という位置条件にもぴったり当てはまります。
 
きっとここに行けばあの光景に会えるに違いありません。
 
 
確かな根拠もないまま、
「男子小学生の心を持つ頭の中は万年中学2年生」
という中々にやばい奴は行動を開始しました。


帰省もほどほどに関西に戻った私。早速目的地に向かいます。

 
そんなこんなで2017年4月のとある日曜日、
私はJR彦根駅に降り立ったのでした――。
 
……。
 
前フリだけでこのボリュームです。
 
なんだかとても長くなってしまいそうなので、
続きは次回に分けたいと思います。
 
 
ようやく本編が始まったと思ったら長いCMを挟んでくるテレビ番組のようで
なんだか申し訳ございません…
 
それでは、本日はこの辺りで失礼致します!
 
 
(続く)