高城玲のまんが置き場

新人漫画家の思うことだったり告知だったり。

「劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデン」でハートブレイクした話

 

 

こんにちは。

 

最近決まった時間になると、窓辺にモフモフした雀たちがやってくるのが癒しです。

木衣です。

 

 

ツイッターヴァイオレットエヴァーガーデンが話題になっていたので、

何事かと思えば冒頭10分がユーチューブで無料公開されたんですね。

 

私はちょっと前に同作品を見に映画館に行ってきたのですが、

感想を書きそびれたままだったので、どうせなら今書こう!と思った次第です。

 

(極力ネタバレは回避してます)

 

 目次

 

襲い来る「三度の波」

 

映画を見てまず思ったことは、

「大きな波が三回来る」

ということです。

 

この「波」というのはハートブレイク、つまり「涙腺崩壊ポイント」です。

 

一回目は今回ユーチューブでも公開された冒頭10分にあたる部分。

二回目はラストシーン。

そして三回目はエンドロールです。

 

襲い来る三度の波

 

 

これは他の感想サイトなどでも散々書かれているのですが、

TVシリーズを見た方にとって、冒頭10分はヤバイです。

 

「えっ、いきなりそのシーン来る!?」

と動揺する間もなく、気が付いたらカバンからハンカチを引っ張り出していました。

 

そしてラストシーン。

 

正直、そこに至るまでも「中くらいの波(略して中波)」が度々訪れ、

もう体から水分が抜けていく一方なのですが、それがラストで大爆発します。

 

からのエンドロール。

 

一人一人の制作に携わった方の名前を目に焼き付けようとしていると、自然と涙が止まらなくなり、そのまま映画がフィニッシュします。

 

 

…なんだかふざけた絵と紹介になってしまいましたが、

本当に本当に何もかもが素晴らしくて美しい作品でした。

 

 

もしもこれから見に行くという方がいらっしゃいましたら、

体中の水分を持ってかれると思って臨んでください。

 

 

避けられない「ストレート豪速球」

 

TVシリーズでもそうでしたが、ヴァイオレットエヴァーガーデンのストーリー自体は、非常に王道です。

 

なので、次にどういう展開が来るかも、なんとなく分かります。

 

しかし、あまりにアニメーションや演出の技術が素晴らしすぎて、襲い来る「一撃」から逃れることができないのです。

 

私は野球のルールを欠片も知りませんが、野球に例えるならまるで「ストレート豪速球の攻撃」のよう。

 

…むしろ、どういう展開が来るか分かっているからこそ、余計に泣けるのかもしれません。

 

 

漫画「ナルト」の作者である岸本斉史先生は、

「キャラクターの感情は『手』に最もよくあらわれる」

とおっしゃっていましたが、

ヴァイオレットエヴァーガーデンではその「キャラクターの感情」」が画面全てにあらわれます。

 

構図、音楽、動き、色彩…

全部がキャラクターと完璧にリンクしているため、見ている側は否応なしに引き込まれてしまうのです。

 

普段へっぽこながらも漫画を描いている身として、「構図」を特に見てしまいがちなのですが、

私が特に印象に残った演出に以下のようなものがありました。

 

 

映画終盤、あるキャラがドアを開けようとして「ハッ…!」と衝撃を受けるシーンなのですが、

それがあまり見たことのないカメラワークだったのです。

 

カメラワーク

(うろ覚えなので構図の正確性は低いです)

 

正直、絵も説明もヘタすぎて何がすごいのか全く伝わりませんが、

そこは「是非劇場でご確認下さい!」ということで…

 

アニメではあんまり見たことない大胆なカメラワークといいますか、

なんか実写っぽいな~と思いました。

 

 

落書き

 

というわけで、主な感想としては以上でした。

 

テンション高めの勢いで描いたので、色々と荒ぶっています。

 

最後に、映画を見たその日に描いた落書きを載せて終わります。

 

 

ヴァイオレット

 

いくらなんでも顔が丸すぎるヴァイオレットちゃん。

 

 

ブーゲンビリア大佐

 

作中で一番好きなキャラ、ブーゲンビリア大佐(のつもり)。

三つ編みとリボンが可愛い。

 

 

ブーゲンビリア大佐2

 

今回の劇場版は大佐の出番がたくさんあって嬉しかったです。

 

 

それでは、この辺りで失礼致します!